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2月1日は年に一度、

スイス国内でサイレンシステムのテストを実施する日です。


午後1時30分より、
今年もスイス全土で、

何度耳にしても奇妙だと感じる特殊な音のサイレンが鳴り響きます。

(サイレンが鳴るのは毎年 2月の最初の水曜日 で、今年は2月1日)


このサイレンにつきましては、

既に何度か過去のブログ記事でもご紹介しておりますので、

ご興味がおありの方はこちらをご覧下さい。(サイレンの音 動画あり)

今年もスイスにサイレンが鳴り響きました (2014年 2月6日)

摩訶不思議なスイスのサイレンの音(2012年 2月1日)


本日はスイスの英語ニュース

The Local の記事に沿って、記述してみます。

Switzerland’s annual siren testing: what’s it all about ? (2017年 1月27日)


スイスでは、政府が全国の緊急事態の際に使用されるシステムとして、

全国に約7,200のサイレンのネットワークを維持しています。


それらは、大規模な洪水などの自然災害、

または原子力発電所でのトラブルなど、

差し迫った脅威や、破壊の恐れがある際に、

サイレンを鳴らして国民に知らせるというのが目的です。

 

このシステム
はもともと、

第二次世界大戦中に爆弾の脅威を警告するために設立されたのだそうです。

特に当時のスイスでは、ダムが爆破される恐れがあり、

その後も冷戦時代とそれ以降、核攻撃に巻き込まれるのを恐れ、

ずっとサイレンシステムが維持され続けているのだそうです。

 
警告サイレンには2種類があります。

第一のサイレンは、

一般的な災害を示す1分程度の継続的な振動サイレン。


第二のサイレンは、

ダムなどの水害がを付近の住民に警告するためのもの。

10秒間隔でそれぞれ20秒の連続したバーストです。
 

一般的な警報の第一のサイレンは、

各地で午後1時半に約30分間試験されます。


水害の方の警報テストは該当する地域のみ、

午後2時15分に行われるとの事です。


私の住むチューリッヒ湖畔の自宅付近では、

午後1時半に第一のサイレンのみが鳴り響きます。
 

スイスに住んで間もない方々や、

ご旅行でスイスにご滞在中のみなさまには、

この耳慣れない特殊なサイレンの音は、

少々衝撃的に感じられるかもしれません。

ですが、2月1日(2017年)に鳴り響くものに関しては、

これは定期テストで、全く問題はありませんので、

どうぞご心配はなさいませんよう。

 
考えたくはありませんが、

このサイレンを2月の最初の水曜日以外に耳にする事があれば、

それはとても大ごとなのですが、

その場合はラジオを聴き、指示に従い、

隣人にもそれを伝える必要があるそうです。


水害の恐れを伝えるサイレンの場合は、

待っている時間はありません。

ともかく、走って走って、逃げる!!


過去のテスト以外の本物のサイレンは、

ベルンのアーレ川が危険なレベルに上昇した2007年も含め、

数回鳴らされた事があるのだそうです。


わが町を含め、スイス各地に特殊なサイレンが鳴り響くのは、

これから先も毎年2月の最初の水曜日だけである事を願います。

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