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(画像はイメージで過去の画像です。今回乗車したトラムではありません)

金曜日のチューリッヒの町で、

うーん・・。

と、考えさせられた出来事がありました。


市内でトラム(路面電車)に乗車していた時のこと。

停車したトラム駅で、

あるスイス人女性が降り遅れてしまい、

そのままトラムは出発。

女性は一駅先まで乗り越す形になりました。


降り遅れた理由は、

降りたかった駅にトラムが到着した際、

降車するドアからは離れた場所で、

彼女は一緒に乗車していた友人か知人らしき人と話しながら、

長い挨拶をしていました。


"長い挨拶" という意味合いは、

「さようなら」 とか、「じゃあ、またね」

だけではなく、

特に週末だという事もあり、

普段よりお別れの挨拶は長めだったのでしょう。

「良い週末を」と言葉を交わしながら、

「〇〇にもよろしくね〜。」

「また会いましょう。」

など、いろいろ言葉を付け加えながら、

そこでは降りずに乗車したままの

友人らしき人とチュッチュと、

「またね」のご挨拶に

キスも交わしていたのですが、

そうこうしている間に、

開いていたドアが閉まりました。


彼女が、"もう一度ドアを開けて〜 "

の意味を込め、運転士に向かって、

「ハロー」

と大きな声を上げたにも関わらず、

トラムのドアは再び開くことはなく、

そのまま発車してしまったのです。


私はその一部始終を、

たまたま目の前で見ていました。


スイス人女性は怒り、

その怒りを一緒にいた友人らしき人にも

「ヒドイ」と言いながら、憤慨しているようでした。

チューリッヒ市内、町なかのトラム駅のひと駅なので、

たとえ乗り越したとしても、

歩けばさほどの距離ではありません。

しかし、彼女は怒っていました。


そばで見ていた私からすれば、

なぜ、目的地に着く前に、

駅が近づいてきた時点で

「またね」の挨拶をしなかったのか?

という感じでした。


確かに運転士がドアを閉めたタイミングは、

少々早かったような気はしましたが、

ドアが開いていた時点で、

ドア付近には誰もいなかったので、

運転士はドアを閉めたのだろうと思います。


乗客がトラムのドアの開閉をする場合、

ドア付近にあるボタンを押して、ドアを開けます。

これは乗車する場合も同じなのですが、

ドアが閉じた後、

運転士が発車モードに切り替えた後は、

ボタンを押しても、ドアは開きません。

彼女は遅れをとってしまい、

もはやボタンを押してもドアは開かなかったのです。

どう考えても、非があるとすれば、

彼女の方にあるように見えました。


過去にも何度か、電車やバスなど、

乗り遅れている人を見かけた事がありますが、

降り遅れた人は、あまり目にした事はないかも?


ほとんどのケースでは、

運転士がちょっと不親切過ぎかも〜。

と思える状況だったのですが、

今回は、違っているようにも思えました。


しかし、女性の怒りはおさまらなかったようで、

次の駅で降りた際(私も同じ駅で降りました)

一番前の車両の運転士のいる場所に行って、

外から窓越しに抗議を始めました。

運転士も窓を開けて話を聴いてはいましたが、

女性は結構キツイ口調で抗議を続け、

1分くらい、トラムはその場にストップしたままで、

発車できませんでした。


女性の言い分も分からなくはないのですが、

とは言っても、

そこで彼女が抗議をすれば、

トラムが発車できず、

全く無関係の他の乗客を待たせてしまう事になります。


そんなにもその場で、

どうしても抗議しなければならない程の

ことなのなのだろうかと、ちょっと驚きました。


やはり、スイスの女性はツヨイ!。

と、感じると同時に、

周りの迷惑も顧みず、自分の主張を通すその姿勢は、

日本人の自分の感覚とは違いすぎていて、

すごいなぁと思えてしまいました。


時には強くならなければならない事もあるけれど、

そうでない場合には、

もうちょっと気持ちと行動にゆとりを持って、

穏やかな気持ちで過ごしたいと、

他人の行動を目にして思った、

金曜日のチューリッヒでの出来事でした。

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