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前回のブログ記事からの続きです。

今回は夫 Banana のバンド活動について。

 

以前からこのブログをご覧くださっている皆さまは

ご記憶におありの方もいらっしゃるかもしれませんが、

夫 Banana は勤務先の同僚たちと共に

数年前からバンドを組んで活動しています。


それが、社内外で年々人気が高まってきて、

アマチュアとはいえ、

かなりグレードの高いバンド活動を行っています。


関連する過去の記事はこちらです。



バンドはその後もゆるりと活動を続けていて、

年に何度か海外支社に出張の際、

ライブハウスを貸し切り、

取引先を招いて接待がてらのライブを開いたり、

社内(スイス本社勤務・約500名)のもとで、

サマーパーティー、クリスマスパーティーなど、

チューリッヒで様々な場所を貸し切り

会社のレクレーション兼、余興としても、

ライブを開催してきました。  


ここ数年は、時にはコンサートだけを目的に

海外出張に出かける事もあるくらい、

社内外で活躍の場が広がっていました。


Banana の担当はギターと、時々ボーカルも。

ベースはバンド創設当時、

直属のボスが担当していたのですが、

彼はその後、昇進し、

なんと、勤務する会社のCEOになりました。


そんな彼でさえ、

超多忙なスケジュールの中、

時間を作って練習にも参加し、

もちろんライブには率先して出演。

現役バンドマンの社長として、

社外への話題作りにも一躍かっています。


実は今年は会社の大きな創立記念の年で、

コロナさえ無ければ、

彼らの活躍は更に躍進する予感もありました。  


この世の中の状況で、

海外出張は今のところほぼ皆無ですし、

コロナの第3波真っ只中のこのタイミングで、

密となるライブハウスでコンサートを行えるはずもなく、

今年は彼らの活動も、

残念ながら大きな制限を余儀なくされています。  


バンドのメンバーは定期的に集まり、

社長も含め、現在も練習だけは続けています。


正直なところ、その事について、

密状態になる中で大丈夫なのだろうかと、

私としてはかなり気がかりなのですが、

大人が判断して続けている事なので、

口だしする事も出来ません。

夫婦間でも感覚の違いを感じています。  


彼らは今年の夏にはドイツまで出かけて、

プロのミュージシャンが使用するスタジオで

レコーディングをする機会を作りました。


それぞれがソーシャルディスタンスを保てる程度の、

大型バスをチャーターし、ドイツのフライブルクへ。

フライブルクは、

スイスのバーゼルとの国境にある学園都市です。


アマチュアながらも、

ミュージシャンとしてレコーディングをすることは、

バンド仲間みんなの夢だったのだそうで、

交通費宿泊費、それにスタジオのレンタル料から

プロの手によるプロモーションビデオの作成まで、

全てメンバー自腹で支払い、夢を叶えました。  


その都度、衣装やら何やら、

とっかえひっかえで新調している彼ら。

経済的にゆとりのある大人世代になって、

それぞれが社会人として、

仕事の上でも活躍しているからこそ、

若い頃に叶えられなかった夢を、

今、一つ一つ、叶えているのでしょう。


演奏する曲目はカバー曲がメインですが、

Banana が作詞作曲を担当して作られた、

彼らのオリジナルの楽曲もあります。  

今年の会社の創立記念のための

スペシャルソングとして作られたので、

その曲もレコーディングされました。


Banana が作ったその曲は、

素人の私が聴いても結構イケています。  

例年ならば、

もうじきクリスマスコンサートの時期で、

社員ほぼ全員が彼らのライブを

楽しみにしている頃なのですが、

数百人の人が同時に集うライブを

今のスイスのコロナ状況で開催することはできず、

今年は事前にレコーディングしたライブを、

全世界の支社で日時を決めて、

一斉配信する事になりました。

生配信ではないものの、

オンラインでのクリスマスライブです。  


そのスタジオ録音が一昨日でした。

世界の有名アーティストも演奏することのある、

チューリッヒ市内 Schiffbau にあるライブハウス 

"Moods" を借り切り、

その場所の専任スタッフによってライブを撮影。  

そこには、

コロナから晴れて回復したAさんも現場復帰です。

2度も検査を受けて、

陰性が確認されているのですから、

もう大丈夫なのでしょう。


が、彼がボーカル担当という点が気にかかってしまい、

やはりちょっとだけ心配は頭をよぎってしまう私。


けれども人口860万人のスイスで、

数週間前には、コロナの1日の新規感染者数が、

1万人を超えた日も続いたのですから、

現実としてはこんなケースも当たり前になりつつあり、

フレキシブルに対応していかなければならないのだろうと

思っています。


いつ、自分がその立場になるかもしれないし、

これもこれから先、まだまだ長引くであろう、

コロナと共存して行かねばならないということなのかも。

誰だってかかりたくてかかったわけでは無いし、

特別に不注意だったわけでも無い。

誰にでもあり得ること。

コロナ差別なんて、

絶対にあってはならないですものね。


クリスマスライブを撮影した

バンドのメンバー達は、

それは充実した時間を過ごしたのだそうで、

撮影終了後は、

テイクアウトのSUSHI(お寿司)を注文し、

その場でみんなで食事をして帰ったのだとか。

帰宅は深夜。


我が夫ながら、

かなりユルメだと感じてしまいます。

時差ぼけ中の私は、とうに夢の中で、

夫の帰宅時間も知らなかった(苦笑)


コロナ以来、

なんとなく人と人の繋がりや、

結びつきも薄れていくような、

ちょっと寂しい気がしている私にとって、

バンド仲間という強い絆と、

信頼関係で結ばれている Banana の交友関係が、

羨ましくも感じています。


ネットでのライブはクリスマスの前に、

世界の各支社で一斉に放映予定。

私も Banana の勇姿を、

本人と共に楽しみたいと思っています。


ちなみにアメリカ人のAさん、

若い頃は俳優になりたくて、かつてはアメリカで、

演劇スクールに通っていたのだそう。

アメリカで製作されたドラマにも、

いくつか出演経験があるそうです ♪

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