IMG_8470

 
「スイスの街角から」インスタグラムは こちらです★

スイスの新型コロナウイルス、新規の感染者数は、

ようやく少し下り坂になってきました。

スイスのニュースサイトswissinfo によると、

11月27日時点での

新規感染者数は 4312人、死者は141人。

7日平均の新規感染者は3902人で、

前週比は2割減とのことです。


とはいえ、

人口857万人のスイスで、

今も尚、日ごとに4千人以上の人々が

新規で感染しているのですから、

まだまだ油断はできません。


さて、私はというと、

日本一時帰国からスイスへ戻り、

ちょうど1週間が経過しました。

時差ぼけ気味だった体調も、ほぼ普通に戻りました。


スイスから日本へ帰国した際、

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、

入国時の検疫強化を行なっており、

スイスを含めて欧州のほとんどの国は

制限国とみなされているため、

到着の翌日から14日間の

外出自粛を余儀なくされました。


一方、スイスは、

日本を制限国と定めておらず、

現時点では日本からスイスへ戻った後も、

特別な外出制限はなく、

普段通りに外出をすることが可能です。

これはスイス在住日本人のみならず、

日本からのスイスへの旅行者に対しても同様です。


日本でも数週間で感染者数が増え、

特にここ数日では、

各地で新規感染者も増えている様子で

とても気がかりです。

けれども人口の比率で考えると、

欧州から見れば、

日本はまだまだ、

安全な国だとみなされているということです。
 

スイスに戻って以来、

ここ数日はお天気がパッとせず、

グレーの空が広がって、

外は寒い冬到来の気候ですので、

日用品の買い出しに夫と車で出かける以外は、

ほとんど家で過ごしています。


私の場合は自主的に家にいるのですが、

海外からスイスへ入国する場合、

10日間の外出自粛を求められている国々もあります。


自宅で待機しなければならない人の中には、

海外へ渡航した人達ばかりではなく、

日本と同じく、

濃厚接触者とみなされた人もそれに含まれるのですが、

スイスの場合、何せこんな小さな国で、

一時期は1日あたりの新規感染者が

1万人を超えていたのですから、

濃厚接触者になってしまう人も

少なくはありません。


幸い我が家は今のところは夫婦のどちらも

その対象になってはいませんが、

明日は我が身という気持ちは拭えず、

ビクビクしながらの日々です。


夫 Banana の勤務先の同僚で友人でもある

Aさんが罹患したお話をしましたが、

濃厚接触者となった人は、

勤務先の社内でも、

結構増えてきているのが現実です。


日本では濃厚接触者となった場合、

保健所や自治体の担当者から電話での

体調チェックや状況確認があると思うのですが、

実はスイスでは、

その確認方法が意外と恐ろしいのです。


夫 Banana の同僚の男性Bさんによると、

彼は親戚を通じて、

濃厚接触者となってしまい、

自宅待機を余儀なくされました。


その待機期間中のある日、

ドアのチャイムが鳴り、玄関へ出てみると、

そこに立っていたのは警官だったのだそうです。

なんとスイスでは、

外出自粛期間中にちゃんと家にいるかどうかの確認を、

警察が介入しているようです。


本人は感染が確認されているわけではなく、

濃厚接触者としての自宅待機なのですが、

感染している可能性のある人が外出しないための

方針だと考えると、

それだけ一時期のスイスのコロナ状況が

逼迫していたことは間違いありません。


これはあくまでも夫の同僚のBさんの体験で、

スイス全土で同じなのか、

自治体によって管理の仕方も

異なるのかは定かではありませんが、

在宅確認に警察登場には、

流石にちょっと驚きました。


Bさんはきちんと自宅待機をしていたため、

問題はなかったそうですが、

もしも在宅していなかったらどうなったのだろう??

と考えると、

なんだか恐ろしくなってしまいました。


人と人との信頼関係をとても大切にする

スイスという国では、きちんとルールを守って、

他人に迷惑をかけることなく生活をしていれば、

豊かでとても快適な国ですが、

万一ルールを破ってしまうと、

その制裁が怖すぎることがあり得ます。


スイスでは今のところ、

ルールに違反した場合の罰金はありませんが、

定められた場所において、

マスク着用の義務を怠った場合、見つかれば、

罰金を課せられることが決定しています。


他のルールについても、守らなかった場合には、

罰金を課すことを検討しているそうです。


自宅待機についても、

今後さらに厳しくチェックされたり、

守らない場合には、

罰金が課せられる日がやって来るのかもしれません。


私の場合は濃厚接触という形では無いにしろ、

一時帰国後の日本で、外出自粛・自宅待機は、

今年に入って2度体験しましたが、

いずれもどちらかというと、

"お願い" に近い感覚で、

期間が終了した後には住まいの自治体の

コロナ経過観察の部署より、

「ご協力ありがとうございました」

と、ご丁寧なお礼のメールをいただきました。


海外暮らしが長くなってくると、

やはり日本は対応が優しいなと、

つくづく感じてしまう出来事でした(苦笑)

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
2つのブログのランキングに参加しています。
下のバナーをクリックして、
ランキングの応援をどうぞよろしくお願い致します。 

にほんブログ村 海外生活ブログ スイス情報へ



ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
ブログの読者登録はこちらより ♪
 
 

スイスの街角から(新) - にほんブログ村 

PVアクセスランキング にほんブログ村