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遂に日本では、

1都3県に緊急事態宣言が出されてしまいましたが、

スイスでも来週のスイス連邦政府閣議で、

現在よりも厳しいコロナ対策をとるための

最終決定が下されます。


夫 Banana の母国 英国は、

コロナ状況がスイスに比べてより深刻で、

既に再びの完全ロックダウン状態に入っています。


Banana の息子オーエン、娘ローラ、

その夫ジミーが住む

英国最西端の町コーンウォールでも、

日に日に感染者の数字は上がっています。

離れて暮らしている私たちには、

彼らの無事を祈ることしできません。


そんな状況にある英国ですが、

英国内外での輸送が、

うまく回っていないようです。

ブレグジット(イギリスの欧州連合離脱)と

コロナの状況悪化が重なったことが

大きな原因だと思われます。


通常はEU加盟国とスイスに国外配送されていた

英国のオンラインショップも、

現在は国外配送は一旦停止としている企業が多く、

以前の記事にも登場した

英国のフォートナム&メイソンも、

現在は配送地域を英国内のみに制限しています。


ローラが12月の初旬に自分で荷造りし配送してくれた、

私達へのクリスマスプレゼントは、

クリスマスが終わり年の暮れになって、

ようやくスイスの自宅に到着しました。


私が11月の後半に

コーンウォールへ送ったプレゼントは、

クリスマスの直前に先方に届きましたが、

スイスを発って英国へ到着した後、

2週間近くかかりました。


もちろんそれらは、

プライオリティ便で送っていたので、

配送番号による追跡ができましたが、

英国に到着後、

足取りがピタリと止まり、その後10日以上が経過。


夫から英国の郵便事情の良くなさは

以前より聞いてはいましたが、

日本へ荷物を送るよりも、

時間がかかってしまいました。

無事に彼らの手元に届いたことだけでも、

幸運だったと考えるべきなのかもしれません。


この先、

ブレクジットとロックダウンが影響して、

スイスへ入ってくる英国の商品にも、

影響が出ないかという点も、

やはり気にかかります。


以前の記事では紅茶について、

我が家の場合の影響についてお話ししましたが、

実はスイスに住む英国人のみに関わらず、

英国のものは意外とスイスで好まれているものあり、

一般のスーパーでも出回っています。

 

チーズもそのひとつ。

我が家は夫婦ともに、

においの強いスイスチーズを好まないため、

チーズを食べる場合は、

英国のチェダーチーズとほぼ決まっています。


以前はスイスのスーパーやデパートの、

切り売りのチーズカウンターに行かなければ

手に入らなかったチェダーチーズですが、

最近ではスイスの人々にも人気があるようで、

一般のスーパーで購入できます。


5〜6年前くらいからは、

パック入りのものが輸入されるようになり、

スーパーのチーズ売り場にチェダーチーズも、

スイスチーズと共に肩を寄せて並んでいます。


私が利用するチューリッヒ州で

お店に並んでいるのは、

このカテドラルシティチェダー

(Cathedral City Cheddar)です。

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このメーカーは英国のスーパーでも、

一般的に出回っているチェダーチーズです。


今のところスイスでは、

英国から輸入されるチェダーチーズに

影響は全く出ていないようで、

チーズは普段通りにスーパーに並んでいたため、

さほど深刻に考えていませんでしたが、

昨日、スーパーへ買い出しに出かけた際、

新商品らしきものを発見しました。


MIGROSブランドのチェダーチーズ!

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中身は英国からの輸入品ですが、

おそらく大きな塊で仕入れ、

スイスの工場で加工して販売しているのか?

または、

MIGROSが英国側と交渉し、

自社ブランドのパッケージで製造する

契約を結んだ??

のかなと思いますが、どうなのでしょう。


表には英国のユニオンジャック🇬🇧

裏を見ると、

ちゃんと英国産であることが明記されています。

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しかし、チーズ大国のスイスで、

最大手のスーパーが英国のチーズを

自社ブランドから販売したことに驚きました。


今まで、イタリアのパルメザンチーズは、

MIGROSのブランドから出ていましたが、

他、スイス産のチーズ以外は、

スーパーブランドの商品は

あまり目にしたことが無いような気がします。


この先のことを考えると、

チーズや紅茶に限らず、

英国商品の輸入品が全く無くなることは

ないでしょうが、

販売価格の値上がりや、

もしかすると種類も制限されたり、

メーカーが変わるなど、

ブレクジットの影響は免れないようです。

MIGROSのチェダーチーズの試みも、

今後のコスト削減の一貫なのだろうと

夫婦で話しています。


早速、MIGROSのブランドの

チェダーチーズを味わってみると、

カテドラルシティ(Cathedral City Cheddar)

同様に美味しい。


万一将来的に、

カテドラルシティ(Cathedral City Cheddar)が

輸入されなくなった場合は。

我が家の食卓はこのMIGROSブランドで

何とかいけそうです。


チューリッヒにある英国チーズの専門店は

どのような状況かと気にかかり、

サイトを閲覧すると、

現在の在庫はほぼ品切れで、

英国からのチーズの配送が

遅延していると説明されていました。




ついでにチーズ以外にもう一つ気になったのが、

こちらのポテトチップス。

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この英国メーカーのポテトチップスも、

以前はデパートまで買いに行かないと

手に入らない商品でしたが、

数年前からは

COOPで購入できるようになり、

フレーバーも年々増え、

喜んでいた我が家ですが、

昨日スーパーの売り場を見ると、

かなり品薄になっていることに気がつきました。


シー・ソルト味、チェダーチーズ味、

それぞれ一袋ずつしか棚に残っておらず、

ひとまずそれらを購入しましたが、

この先また商品が戻ってくるのかどうか?


まあ、無ければ無いで過ごすしかない。

スイスのメーカーのポテトチップスも美味しい。

生きていく上で絶対に必要なものではなく、

普段の生活を、

ちょっとリッチな気分にしてくれるだけのものです。

ガマンはできます。


英国のチーズはパスタなどの料理にも使用するので、

こちらの方が我が家にとっては重要です。

たかがチーズ、されどチーズな、

我が家のチーズ事情。


英国のEU離脱が決定して以来、

ニュースサイトで今後の経済に関する

様々なややこしい記事を読み、

あまりピンと来なかったのが、

実生活において、

こういうことからスタートするのか・・と、

身を持って感じたという印象です。


これから先のことは、

その時になってみなくては分かりませんが、

今後、EU諸国とスイスへのチェダーチーズの輸入は、

スコットランド生産のものになる可能性もあるのだとか。

スコットランドはブレクジット賛成派だったこともあるし、

今後、もしもスコットランドが

英国から独立する日がやって来れば、

単独国としてEUに復帰する可能性もあるようで、

EUとの折り合いも良いのだそうです。


どこまで信じて良いのかは分かりませんが、

今後のスイスでの生活において、

EU諸国やスイスと英国との間には、

ブレクジット突入から徐々に、

様々な影響が現れてゆくことは確かだと言えそうです。

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