スイスの街角から

スイス在住20年目。 チューリッヒ湖のほとりに、イギリス人の夫と住んでいます。 カルチャーショックでいっぱい!実は意外だったスイスの姿と 海外生活の様子、国際結婚のお話し、 スイスの美しい景色と人々の生活風景、季節の情報など、 写真いっぱいのブログを湖畔の街よりお届けします。

トラブル

スイスの365日の生活について綴ったエッセイ、「スイスの素朴なのに優雅な暮らし365日」が、自由国民社より2024年3月に発売されました。紙書籍とあわせまして、電子書籍も発売中です。


困った出来事


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日常生活の中で、

久々に信じられない出来事が

起きています。


チューリッヒ湖畔の街に住む

我が家は、

賃貸マンションの4階(4階建)

に住まいがあります。


先週の木曜日、

夫 Banana が自宅マンションの

エレベーターを使用しようとしたところ、

廊下からエレベーターを呼ぶ

ボタンを押すと、

エレベーターが上がってきて、

扉は開くのですが、

中に入って階数のボタンを

押そうとすると、

全く反応しない

『ボタンが押せない、動かない』

というトラブルが発生しました。


その時は一旦降りて、

階段を使用したのですが、

次にトライしてみてもまた同じ。

ちなみにエレベーターは、

シンドラー社のです。


マンションは各フロアに

2世帯づつしかないので、

エレベーターはこの1機だけ。


仕方がないので、

マンションの管理会社に

連絡を入れてみたところ、

管理会社からの回答は、


「他の住人の方からも同じ問い合わせが

入っています。

申し訳ありません、

既に修理の手配をしていますので、

今しばらくお待ちください。」


とのこと。


その後1時間以内に

エレベーターの修理をしに

業者の方が2名到着。

色々と点検していましたが、

すぐにはトラブルが

解決できなかったようで、

「現在、このエレベーターは

使用できません」

の案内プレートを

エレベーターの脇に貼って、

その日は帰られました。


エレベーター内の案内には、

問題があった場合、

24時間以内に対応と書かれています。


それを見ていたので、

その日は仕方ない。

翌日には問題は解消するだろう

と思っていました。


しかし、

金曜日になっても

修理の人は現れず・・。


スイスの家庭では、

土曜日週に一度、

その1週間分の買い出しに出かける

人々も少なくないので、

流石に金曜日中には

修理してくれるだろうと

思っていた私達は

ちょっとびっくり。


マンション内には

赤ちゃんのいらっしゃるご家庭も

複数軒あり、

ベビーカーを使用されているので、

2階、3階にお住まいの方々も、

エレベーターを利用されています。


我が家は買い物の日を

週に一度と決めているわけでは

ありませんが、

コロナも少し落ち着き、

Banana のホームオフィスでの

リモートワークと、

勤務先への出勤の割合が

ほぼ半々となった今、

以前のように週末を利用して、

大きな買い出しに出かけることも

あります。


先週も土曜日に

買い出しに出かけようと

予定していました。


日本ではないので、

土曜日は業者の作業員の方も

来ません。


土日はお休みだろうから、

「エレベーターが動くのは

月曜日だね〜。仕方ない・・。

土曜日の買い出しは、

必需品以外、

重いものは極力避けて、

階段を使用するしかない。」

と夫婦で話し合いました。


けれども、

実際にスーパーに行くと、

週替わりの割引の商品など

買い置きしておきたいものを

いくつか見つけてしまい、

予定よりは荷物も増えてしまいました。


複数のエコバックを

いくつも階段で運ぶのはやはりキツイ。

Banana は自分用のビールを

ケースで買っていたので、

途中で悲鳴〜。


幸い、最も重い

ミネラルウォーターは、

その前の週が半額で

いくつかケースで

買い置きしていたため、

それらを階段で運ぶことは

避けられました。


で、その後、

今週になって、

月曜日、火曜日、水曜日…

早1週間が経過しましたが、

エレベーターの修理の人は、

誰も現れません。


24時間以内に対応って、

中に閉じ込められた場合のみ

ってコトなのかな!?

と、なかば、

冗談まじりにさえなってしまう。


しびれを切らした Banana が、

流石に遅すぎだろうと、

管理会社に再度コンタクトを取ると、

2名いるはずの

我が家のマンション担当の

窓口の人は二人とも、

休暇中で留守番電話。

メールを送っても、

同じように、

休暇中で留守ですの

自動回答。


一人は今週末まで、

もう一人は来週末まで

休暇中だそうです。


て、ことは、

修理の問題以前に、

管理会社の担当者と連絡を取れるのは、

一番早くて来週の月曜日

ということのようです。


が、

修理が月曜日に完了するという

意味ではないので、

いったいいつまでこの状態が

続くのやら・・。

困ったものです。


日本ではありえない現実に、

色々とカルチャーショック。


今のところ夫婦二人で、

あ〜東京のマンション

(都内自宅のタワーマンション=かなり高層階)

じゃなくてよかったね〜!

と苦笑い。


まあ、日本だったら、

エレベーターが止まって

1週間近くもそのまま放置なんて、

考えれられませんが。


もしかしたら、

修理に必要な部品の取り寄せが必要?

とかで、

それに時間がかかっている

可能性もありますが、

だったらそれはそれで、

住人に説明くらいは

あって欲しいものだと思います。


結局最後の言葉はいつも同じ。

"ここは日本ではないので仕方ない・・"


まさか、遅れの理由が、

世界中で深刻な問題となっている、

半導体の不足が、

これに関連していないと良いけれど

と、

願うしかありません。


今週末の買い出しも、

階段でがんばります。

ワインは数本が

重さの限界だなぁ・・。(苦笑)

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車のトラブル(続き)


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我が家に発生した車のトラブル、

先日のブログ記事からの続きです。

海外での生活体験談にご興味がお有りの方はご覧下さい。

 

結局、先週金曜日の時点では車の牽引はできず、 

我が家の車はショッピングセンター

(COOP)の屋外駐車場に、

金曜日の夕刻から月曜日の午前中まで、

放置された状態になってしまいました。


理由は、車の引き取りを、

我が家が利用しているチューリッヒの整備工場が行うためで、

その整備工場が土日お休みだからだそうです。


「外国だから仕方がない」

と、それまでは気持ちを落ち着けていた私も、

流石にそれは、ちょっと、えっっ〜!?

とツッコミたくなります。


幸い、土日も天候は晴れで、

大雨や雷雨が起こったりはしなかったので、

屋外に駐車したままでも、まあ、大丈夫何だろうな

とは思い、また、

車内にも貴重品などは一切残していなかったので、

問題は無いといえば、そうなのですが、

でも、ねぇ。

丸2日も故障した現場に車を置きっぱなしだなんて。

やはり、日本では考えられないことが、

外国では起こります。


逆に日本に一時帰国すると、

車においてだけの話ではなく、

あんなサービスも、こんなサービスも、

こんな業者さんも土日も営業しているんだ!

と、驚かされることもしばしば。


日本に住んでいた頃は、

それが普通であたり前のことでしたが、

海外生活も18年目となると、

日本でのそんな優れたサービスに、

感動してしまうこともよくあります。


さて、我が家の車は、

月曜日の午前中に整備工場に引き渡され、

現在調整中。

修理中ではなく、調整中と書いたのは、

月曜日のお昼頃に整備工場から連絡が入り、

エンジンは問題なく動いたとのことだったからです。


先週の金曜日 午後の時点では、

もちろんそんなはずはありませんでした。

夫 Banana は何度もトライして駄目だったし、

TCS(ツーリングクラブスイス)の

エンジニアの男性が駆けつけ、

チェックをしてくれた時も、

エンジンは確かに動かなかったのです。


車に異常があることは確かなので、

再度チェックをしてくださいと、

Banana が整備工場の担当者に伝えましたが、

車は月曜日中にはカタがつかず、

今も使用できないままです。


整備場に移動した車のエンジンが突如かかったと聞いて、

想像してみたこと。


1. 最初に問題を発見した整備工場のエンジニアが修理に回した

2. 誰かが修理しようとしたら、エンジンがかかったので、
問題なしと判断し、そのまま修理をせずに夫に引き渡した。

3. 車が自宅に戻ってきた後しばらく(近所のスーパーで出かける程度の利用)
は問題が無かったけれど、ちょっと郊外に出た際に、トラブルが起きた。
ちゃんと修理していなかったので。
 

という、流れなのかなと思いました。


いずれにしても、

いい加減すぎると思ってしまいます。


今回ばかりは、徹底的にチェックをして、

車を返して欲しいと、

Banana もはっきりと先方に告げたので、 

おそらく車は、

修理されて戻ってくるのだろうとは思います。


けれども、

月曜日中に一度連絡しますと言われたものの、

連絡は入らなかったし、 少し時間がかかるのかも。

なんかやっぱり、色々とダメだなぁ〜

と思ってしまう。


今週は木曜日の祝日も入り、

Banana が勤務する会社は木曜日から4連休。

遠出をして、

宿泊を伴う旅行に行くような予定はありませんが、

お天気が良ければ、

ドライブくらいには出かけようと思っていたところでした。


重いものの買い出しには車も必要だし、

なんとか数日以内に全てが完了すれば良いけれど・・

と、願うしかない、週明けの我が家でした。

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今回もヒヤヒヤだった、魚の注文


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本日は以前に投稿した記事の続き、

オランダの北海水産さんを利用させていただいた

魚の注文についての話題です。

 

結局、昨年のトラブルが発生後、

販売元の北海水産さんには、

一連の件はご報告しませんでした。


ブログをご覧くださった方の中には、

報告をして調査していただいた方が良い

とのご意見もいただきましたが、

日本国内の企業ならまだしも、

海外の会社で起こってしまったハプニングを、

どこまで調べていただけるかは定かでないし、

そうでなくてもこのコロナ禍の現在、

色々と神経を尖らせて日々の生活をする中で、

過ぎてしまったことに時間をかけるのは、

面倒だという気持ちもありました。


自分の中で終わったこととはしたものの、

前回のトラウマが心の中でひっかかり、

しばらく北海水産さんの注文は

お休みさせていただいていました。


が、今回は、

しばらく品切れで販売が停止されていた、

お気にりのさつま揚げが復活(1月より)したこともあり、

まとめ買いしていたブリ

(日本で養殖されたブリで、これが美味しい!)や、

スズキ、ヒラメのお刺身、

鯖の塩焼きに、銀ダラの西京漬けも

そろそろ完食に近かったので、

やはり食べたいなぁ・・との思いが勝ち、

久しぶりに注文をさせていただきました。


結論からすると、

今回は北海水産さんではなく、

配送業者のFedExにヒヤヒヤの数日間でした。


昨年よりオランダからスイスへの配送方法が、

陸路での運送のTNTから、

空路のFedEx利用に変更されており、

以前は
2〜3日かかっていた魚の運送は、

翌日か、遅くとも翌々日には

スイスへ到着する段取りとなっていました。


火曜日にオランダを発ったとFedExより連絡が入り、

そこから追跡調査のスタート。

魚が到着する際には、

必ず在宅をしていなければなりません。

ここは日本ではないので、

配送物の、日付・時間指定ができません。

クロネコヤマトのクール宅急便が恋しくなります。


FedExで発送された魚はクール便では無く、

発泡スチロールの中に

ドライアイスが詰められて送られる普通の配送物です。


最初は水曜日到着予定になっていた追跡調査。


1. 荷物は2月2日火曜日の午後にオランダを発ったあと、

同日の夜には

フランスのシャルル・ド・ゴールに到着。


● ここでは、

オランダからスイスに送られてくるのに、

貨物は一旦フランスを経由するのかと、少し不安に。


2.その後、シャルルドゴールで

3日水曜日まで足取りが止まってしまいました。

最初の到着予定は水曜日だったはずが、

追跡の表示は 「到着日未定」に変わりました。


● ひたすら焦る。

ドライアイスは大量に詰められているため、

翌々日に届けば、今までの体験から、

魚がとけていることはありませんでした。


3. 追跡を何度も確認すると、

4日の木曜日未明に荷物はバーゼル(スイス)へ。

木曜日の早朝にスイスには到着するも、

またそこでまた止まってしまいました。


4. 配達日は未定のまま。

スイスまで荷物が届いているのに、

そんなに時間かかるの!?

とは思うものの、その時点ではこちらとしは、

待つ以外、どうしようもない。


5. ほぼ丸1日その状態で、荷物はバーゼルで待機。

木曜日も荷物は届きませんでした。


● 発送日から既に2日が経過していたため、

金曜日中に届かなければ、ドライアイスもとけて、

もうダメだろうなとヒヤヒヤ。

今回は久しぶりなので、

300ユーロ(約 38,000 円)以上の金額分を

注文していました。

これが全てパァになるかもと考えると、

気が気ではない。


6. 5日金曜日の早朝に、

ようやく荷物はバーゼルから

チューリッヒ地区の配送拠点へ。


● 追跡調査の到着予定日が

【5日金曜日の午後6時までに配達】に変わり一安心。


7. が、それも束の間、

「チューリッヒ地区の配送トラックが出た後で、

残念ながら、配送物は予定通りにお届けできません

お届けは、【翌営業日】になります。」

との表示。


8. 【翌営業日】っていつ!? 

ああ、完全にアウト〜。

今回は初めてダメだったと諦めかけていたお昼前に、

住まいのマンションドアのチャイムが鳴りました。


1階玄関のオートロックを上から開け、

いつものように駆け足で1階まで下りて行くと、

そこには、

魚の箱を持ったFedExのドライバーがいました。

魚、オランダを出発してから

3日目の金曜日に無事到着。


ドライバーさんはチューリッヒ営業所の拠点から

荷物を届けてくれただけなので、

「ありがとう」とお礼を言い、

荷物を受け取りました。

あの追跡調査のメッセージは何だったのだろう??


20キロ近くある荷物を自分で抱え、

部屋に戻って中身を早速確認してみると、

今回は梱包に問題は無いようでした。

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段ボールの中に入った発泡スチロールの箱の蓋が

逆さになっていることもなく、

(前回は逆さに入っていた)

中の魚もとても丁寧に梱包され、

魚もそれが入った透明袋も、

そして、度々悩まされた、

いくらの保存容器の破損もなく、

今回はとても良い状態で

魚を受け取ることができました。


けれども、中に入っていたドライアイスは、

全てとけて跡形も無くなっていました。

あと1日、もしくは、

数時間でも到着が遅れていたら、

魚の一部はとけていたと思います。

ギリギリセーフで間に合いました。


ここまでが、

今回のFedExでの配送ストーリーです。


この件を北海水産さんに問い合わせてみたところ、

すぐにご丁寧なご回答をいただきました。

それによると、

天候不良によりFedExの貨物の予定便が飛ばず、

そこから遅延が発生してしまったと

報告を受けられたそうです。

スイスの他の注文者達からも、

問い合わせが集中していたのだとか。


天候不良(経由地のフランスの?)で

Fedexの貨物の予定便が飛ばなかったところまでは

理解できるものの、

スイス到着後のバーゼルで、

丸1日保留になっていたことも理解できず

ではあるけれど。


ロックダウンの影響で荷物の輸送そのものや、

税関でのチェックに、

通常よりも時間を要しているのかもしれません。

最後に表示された追跡調査と、

ショートメールでも同時に届いた最後のメッセージ

(金曜の配達は間に合いません) は意味不明のまま。

早いイメージのFedExでしたが、

こんなこともあるのだと、コロナをあらためて実感。


オランダ発スイス行きの荷物の到着が

FedEx利用で3日間と、

予想に反して時間を要してしまいましたが、

魚は凍ったままで無事に届いたし、

終わりよければすべてよしと思うことにします。


ただ、配送の途中でいつ届くかわからなくなる荷物を、

水曜日から金曜日まで

在宅して3日間ずっと待っているのは辛かった〜。

スーパーへの買い出しにも出られず。


魚の梱包の件がクリアしたかと思えば、

今度は配送についても

気にかけなければならないということ。

コロナ禍の中、

海外から日本の魚を取り寄せで手に入れることは、

なかなか容易ではない現実が続いています。


今回も結果的には、

ヒヤヒヤ ドキドキの魚注文となってしまいましたが、

数ヶ月分は食生活が潤うくらいの

日本食用の魚は仕入れられたので、

しばらくは、我が家の食卓も安泰です(笑)

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もうひと頑張り


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昨日のブログ記事からの続きです。

 

極寒の中、自宅を襲ったアクシデントですが、

ようやく元の生活に戻りつつあります。


金曜日の夕刻時点で、

暖房は稼働してはいるものの、

いつものようなポカポカとまではゆかず、

まだ寒さは残る家屋内です。


温水は木曜日の午後には元に戻り、

熱いお湯も使用できるようになりました。


暖房は木曜日の午後あたりからじんわりと

床が温まり始めましたが

前回の記事にも綴ったように、

水は地下のボイラーで温められ、

ポンプで上階まで送られてきますので、

マンション内全ての床下が温まるのには

予想以上に時間がかかりそうです。


以前、専門の業者さんが修理をしにこられた際は、

温水が部屋全体に行き渡り、

暖房システムが元通りになるまでには、

2〜3日かかるとのことでした。


幸い、金曜日は気温も少し上がって、

日中は7℃ほどありましたので、

朝起きて、

完全にぽっかぽかとまではゆかないものの、

水木の朝に感じたひんやり感とは違って、

多少の暖かさが戻り、

ようやく気持ちも落ち着きました。


週末はまた気温が下がり、

日曜日以降は再び雪が降る予報で、

気温もまた氷点下へ逆戻りなので、

なんとか最悪の事態は免れたといえそうです。


温水も同じシステムですが、

こちらはボイラーが温まれば復活は早く、

木曜日には待ちに待ったシャワーを

2日ぶりに浴びることもできました。


東京の自宅マンションは床暖房もお風呂もガスなので、

スイッチオンにすれば、

床もすぐに温まり、お風呂もすぐに沸きますが、

スイスのお風呂(バス)は日本のような

お湯を沸かせるシステムでは無いため、

今回のように温水が出ないと、

お風呂にお湯をためることもできません。


もちろん、日本のような追い焚き機能は無いため、

私もスイスにいる時は、

お湯をはらずにシャワーだけで

入浴を済ませることがほとんどです。

その分、日本に帰国した時には、

少しぬるめでゆっくりとお湯に浸かり、

何度も追い焚きをして温まりながら、

長風呂を楽しんでいます。


シャワーは一段落ですが、

あとは暖房が完全に元に戻るのを待つばかり。

部屋の中にいても、

まだ手がかじかむ状態なので、

ストレッチしたりして体を温めてはいますが、

なかなか温水のようにすぐに解決とはいきませんが、

峠は越えました。


友人から、

「大丈夫?」の気遣いのメッセージをいただき、

心はすっかり温まりました。

みんなこんな大変な時期だし、

彼女だって自分のことで大変なのに、

本当にありがとう。


キッチンもいまひとつ寒いので、

手早く食事の準備をしています。

炭水化物ばかりだけど、寒さを凌ぐ晩ごはん。

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日本で購入してきた手軽なにゅうめんが活躍中。


昨日はちょっとばかりへこんでいましたが、


気持ちを持ち直して、もうひと頑張り。


金曜日は今回のセミロックダウン以来、

初めてスーパーへ買い出しに出かけました。

売り場は昨春の時と同じように、

販売できないもの(=エッセンシャルで無いもの)

玩具、文具、電化製品、衣類などの前に

テープが貼られ、

小売りの商店だけではなく、

スーパー内でもそれらの購入はできなくなっています。


けれども、

セール品の棚には一部の文房具なども置かれていて、

今回は、何が必需で、何が必需ではないのか、

区分訳がさっぱり理解できないままです。


スーパーの中の商品は今も以前と変わらず

ほぼ全て揃っているし、

ロックダウン突入に際して、

大きなパニック買いも買い占めも、

今回は耳にしませんでした。

このままゆるりとした感じで、

2度目のロックダウンは2月下旬まで

続いてゆきそうな気がします。

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極寒の中でトラブル、家の暖房とお湯が止まった


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厳しい寒さが続いてるチューリッヒ州です。

そんな状況で、水曜日の朝、

突然自宅の暖房システムが停止しました。


チューリッヒ州の湖畔の街では、

日中も氷点下が続いた先週の気温から、

今週はマイナスの気温は免れましたが、

九州育ちの私にとってはそれでも寒い。

早朝と夜間は、

相変わらず氷点下まで気温が下がります。


そんな今週水曜日の朝、目覚めてみると、

普段ならばポカポカと温かいはずの

床暖房がきいておらず、

家中、どの部屋もヒンヤリ。

この極寒の気候の中で?

ウッソ〜っっ!?


我が家の自宅の暖房システムは、

全室が床暖房のみです。

リビングには備え付けの暖炉がありますが、

手入れも掃除も手間がかかるため、

使用したことはありません。


外は氷点下の気温が続いて、どんなに寒くても、

床暖房だけで寒さを感じることのない、

暖かく過ごせるスイスの暖房システムでした。

一昨日までは・・。


実は過去には暖房のシステムに問題があり、

床暖房が作動しないトラブルはありました。

その時の様子は過去のブログ記事に綴っています。





今回、突然暖房が切れてしまったトラブルは、

自宅(マンション自室)の問題ではなく、

地下にある大もとのボイラーの故障のようです。


スイスの集合住宅の暖房システムの多くは、

建物の地下に設置されたボイラーで温められた

温水がポンプを通して、

各部屋の床下のポンプまで運ばれ、

暖房として作動し、常に暖かさが保たれています。


住まいのマンションは、

床下にポンプが埋め込まれていて、

室内には器具は見えずスッキリとしていますが、

以前、バーゼルで住んでいたマンション

(1970年代築)には、

各部屋にオイルヒーターのような形をした

パネルのような器具が設置されており、

それが熱くなって、部屋を暖かくしていました。


セントラルヒーティングのシステムで、

全て自動で管理されていますが、

我が家の住居の場合、

大体23時か24時ごろに、

一旦システムのスイッチが自動的にオフにされ、

早朝6時ごろに再び自動オンになります。


従い、夜中は多少室温が低くはなりますが、

部屋は常に温まっているため、

急激に温度が下がることなく、

寒さを感じることはありません。


季節的にも同じで、

秋ごろに大元のスイッチがオンになり、

春〜夏の期間はずっと切れています。


セントラルヒーティングが

オンの状態になっている時も、

部屋の温度は日本の暖房器具のように、

細かに温度設定はできませんが、

レベルを1ー5で調整できます。

(我が家の場合)


今回の暖房のトラブルは、

ここ最近のあまりの寒さの影響もあってか、

ボイラーに異常をきたしたようです。


水曜日の朝は、床がヒンヤリしていて、

おかしい・・ という程度。


午前9時を過ぎても全く床が温まらず、

逆にどんどん冷たくなってゆきました。

明らかに異常だと察知した私達夫婦。


まずここで気になったのは、

暖房が停止したのは、我が家だけなのか、

同じ建物内の他のご家庭も同様なのか?


こんな時期なので、

挨拶程度しかしたことのない

親しくはない隣人達の部屋のチャイムを押して

確認する勇気もなく、

午後になって管理会社にメールで報告。


英国人と日本人の外国人夫婦で、

スイスに家族のいない我が家。

ネイティブで "スイスドイツ語" を話す人がいないので、

アクションは他のご家庭より、

ワンテンポ遅れてしまいます。


セミロックダウン中であることが影響してか、

通常ならば、

管理会社からすぐに返信されるメールの返事は無し。


1日だけ待って回答がなければ、

翌朝、一番で電話で確認をしてみようと

夫婦で話し合いました。


午後になり、

部屋の室温がどんどん下がってゆくのを感じました。

普段ならば暖かいはずの部屋の中で、

いつもなら外でしか着用しないヒートテックシャツを

インナーとアウターのダブルで着用し、

足元はモコモコの厚手の靴下、

その上にはスリッパも。

それでも寒い、寒い。


料理中のキッチンも寒い。

トイレと洗面所も寒い。

家中、どこもかしこも、

夕刻になると急激に気温が下がってゆく。


幸い、簡易型の電気ヒーターが1台だけあるので、

それをリビングに置いてなんとか凌ぎました。


夕食を終え、後片付け中、

蛇口から流れてくるはずのお湯に異変を感じました。

ほとんどの食器は備え付けの食洗機にかけますが、

日本食用の器や炊飯器の釜などは手洗いをします。

ゴム手袋をつけて洗うので、

最初は気がつきませんでしたが、

温水を出しているのに、

冷たい水しか流れてこないことに気がつき、

慌ててマンション内の

他の蛇口を全部チェックしてみるも、全滅。

もちろん、温水のシャワーも使用できません。


夫いわく、

温水が出ないとなれば、

地下のボイラーに問題があるはずだから、

我が家だけではなく、

他の部屋も全て同じトラブルが発生しているはず。

とりあえず翌日、朝一番で、

管理会社に電話をしようということになりました。


お風呂にも入れず、

冷たい水で洗顔だけして、

夜はパジャマの下にヒートテックを着たまま、

早寝をしました。


一体、いつの時代の、

どこの国〜!? という感じ。


一夜明けて、翌朝、

部屋は相変わらず寒い。

明らかに前日よりも、寒さが増しています。

お湯も出ない。


精神的な負担も重なったのか、

頭がキリキリと痛みだしました。

それでなくてもセミロックダウン中で、

不安な日々を過ごしているというのに。

思わず涙が溢れてしまう。


と、思っていたら、

朝8時前に、お湯だけ、

ぬるま湯が出るようになりました。

その後、お湯は湯量と温度が徐々に回復。


どうやら、前日にお湯が出なくなった時点で、

他の住民の誰かも連絡を入れたらしく、

夜中に24時間対応の修理業者が来て、

直してくれたようです。

ひとまずホッ。


念のため、管理会社に電話で問い合わせると、


「修理は完了しました。

床暖房は、お昼過ぎごろから少しずつ温まります。

もしも午後になっても暖かくならなければ、

もう一度連絡をして下さい。」


とのこと。

相変わらず、クールな対応ですが、

まあ、直ったのならば、それでよし。


しかし、肝心の暖房の方は、

一旦冷え切ったボイラーの水が

また温まるまでに時間がかかるようで、

それがポンプを伝って部屋まで供給され、

部屋全体が暖かくなるまで、

1日か2日はかかるのだそうです。


低層マンションとはいえ、

我が家は最上階の4階。ボイラーは地下。

ポンプを伝って上の階まで温まるのは、

おそらく一番最後なのだろうと思います。


というわけで、

この真冬の極寒の中、

丸2日暖房なしの生活を余儀なくされてしまいました。


我慢強い日本人だと、多少の自負があった私も、

流石にもうこれ以上、

外国で辛抱することは難しい。

金曜日の朝、目覚めた頃には、

暖かい室内に戻っていると良いのですが・・。

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