スイスの街角から

スイス在住20年目。 チューリッヒ湖のほとりに、イギリス人の夫と住んでいます。 カルチャーショックでいっぱい!実は意外だったスイスの姿と 海外生活の様子、国際結婚のお話し、 スイスの美しい景色と人々の生活風景、季節の情報など、 写真いっぱいのブログを湖畔の街よりお届けします。

三ツ星

スイスの365日の生活について綴ったエッセイ、「スイスの素朴なのに優雅な暮らし365日」が、自由国民社より2024年3月18日に発売予定です。


美しい器に惚れ惚れ〜古城ホテルの朝食(Schloss Schauenstein 6)

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前回の記事、

三ツ星スイス人シェフのお料理 後半(Schloss Schauenstein 5)

からの続きです。


翌朝の朝食は、

前の晩、ディナーの後のお茶菓子をいただいた

サロンにていただきました。

窓が開け放たれた朝のサロンは爽やかで、

小鳥のさえずりを聴きながら、

前日の昼間、夜とはまた違った印象です。

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朝食は9時半頃にいただきましたが、

私達がこの朝の一番乗りとの事でした。

宿泊ゲストはみんな、

前日に美味しいディナーを堪能した後、

朝もゆっくりスタートのようです。

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このサロン内が、

今回宿泊をしてみて、

ここがかつては、古城だったのだなぁと

強く感じる印象の部屋でした。

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室内の雰囲気も素敵なのですが、

テーブルに並べられた

美しい器に惚れ惚れとしました。

趣味で絵付け教室に通っている自分にとっては、

お皿のデザインや色合いも、興味津々。

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フランス有数の磁器の町 リモージュの名窯、

ベルナルド(Bernardaud)のコレクションです。


ディナーの際は、

シェフの独創的でカラフルなお料理を際立たせるため、

全てが白で統一されていましたが、

異なった雰囲気の部屋で、

それぞれのシーンに合わせての

テーブルコーディネートも魅力的で、

とても興味を覚えました。


朝食はビュフェスタイルで好みのものをいただき、

メインはメニューの中の、

卵料理、その他から、

好きなものを調理していただける、

5ツ星ホテル等ではよくあるスタイルです。

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一見、ごく普通の朝食ビュフェに見えますが、

それぞれの素材は、

シェフが自ら吟味した、こだわりの食材の数々・・。


メロンは独自の栽培で、

非常に甘みのある希少なメロンの栽培方法に

成功したのだそうです!

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温かいお料理は、

夫 Banana も私も、メニューの中から、

エッグベネディクトを選びました。

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エッグベネディクトは、

なかなか自宅で作る機会は無いのですが、

旅行に出た際には、

各地のホテルでの朝食の時にも

よく注文をします。

その中でも、今回のは、

今までいただいた中でも、

飛び切り美味しいものでした!

朝からシアワセ〜。


のんびりと朝食を楽しませていただき、

その後、古城ホテルを後にしました。


自宅に戻り、1週間くらいが過ぎた頃、

小さな封書が自宅へ郵送されて来ました。

開けてみると、

(スイスの場合、

封書に差出人の名前が書かれていない事も多い)

それはこの古城ホテルからのもので、

とても趣味の良いお花の絵のカードに、

"宿泊をして下さりありがとうございました"

と一言だけメッセージが綴られていました。


宿泊中も、帰宅後も、

決して差し出がましくは無い、

けれどもとても温かで、

隅々にまで目の行き届いた真心こもったサービスに、

とても感激の滞在でした。


「また行きたい!」と簡単には言えない、

超お贅沢なステイでしたが、

とても心が満たされた、

まだ味わった事のない、

スイスで新しい、思い出に残る貴重な体験でした。


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三ツ星スイス人シェフのお料理 後半(Schloss Schauenstein 5)

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前回の記事、

三ツ星スイス人シェフのお料理 (Schloss Schauenstein 4)

からの続きです。


メイン:魚料理は、

スイスではよく食される Pike(カワマスの)です。

ウォータークレソンと蕪を添えて。


メイン:肉料理は、鹿でしたが、

私達夫婦は二人とも、鹿肉がどうも苦手で、

最初にメニューのご説明を受けた際に、

食べられない食材や好みでないものがあれば、

お伝え下さいとの事でしたので、

その旨をお伝えしたところ、

ビーフにチェンジし、アレンジして下さいました!

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宿泊施設のご担当者も含め、

レストランの方の従業員の方々も、

最初はドイツ語で話しかけられる方もいましたが、

私達が英語を話しているのを耳にすると、

何も問う事もなく、

すぐに英語に切り替えて下さいました。

雰囲気はもちろんですが、

サービスもそれは素晴らしく、

全てが心地よい空間でした。


サービスをして下さったあるウェイターの方は、

昨年の約半年間、誰もが知る、

京都の某外資系超有名ホテルにて、

研修を受けられたのだそうです!

それで、日本が好きになられたのだとか。

京都は私達夫婦も、

年に一度は訪れる大好きな場所。

そんなお話をうかがえるのは、

日本人として、

そして、

京都好きの自分達にとって、

本当に嬉しい事です。

まさかスイスの片田舎の街で、

そんな会話ができるなんて〜。

(なぜ日本の話題が出たのか忘れてしまいましたが、

私が日本人に見えたので、

話しかけられたのだと思います)


お料理はひとまずここまで。

この後は、チーズ、デザートへと続きます。


チーズはワゴンで運ばれてきます。

こちらのチーズは、

全てがスイスチーズなのだそうです!

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通常チーズ自体、

さほど好んでいただく事が少ない私なのですが、

特に匂いの強いチーズは苦手で、

比較的マイルドなものを

お店の方に選んでいただきました。

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チーズをお願いすると、

自動的に並べられた、またまたおつまみの数々。

チーズはビールと一緒にいただく事になっていました。

ワインフルボトルの後、

ビール〜!?

と言う気もしましたが、

これほどのレストランがそれを出すのですから、

よっぽど組み合わせが良いのでしょう。

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「こちらのスイスビールの中から選んで下さい」

との事で、

私はよく分からなかったので、

この地のローカルビール、

グラウビュンデン州のものを選びました。


チーズの後は、デザート。

ヨーグルト - ブルーベリー - レモン

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お食事が終了した頃、

シェフのアンドレアスが各テーブルを回り、

ご挨拶をして下さいました。

とても気さくなお人柄です ♪


古城ホテルでの夜は、まだまだ続きます。

最後のお茶とお茶菓子は、

チェックイン後に見学したサロンへ移動して、

いただきました。

昼間見た時とは、全く雰囲気が異なります!

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この時点で、お腹がもうはち切れそうだったので、

一つ二つ つまみ、

残りはお部屋に持ち帰らせていただき、

翌日に味わわせていただきました。

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三つ星シェフの味、サービス、雰囲気、

何をとっても素晴らしいレストランに、

夫と共に感激の夜でした。


グルメなレストランでは、

ディナーだけが全てではない!?

最終章は、翌朝の朝食の様子へ・・。


美しい器に惚れ惚れ〜古城ホテルの朝食(Schloss Schauenstein 6)

へと続きます。


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三ツ星スイス人シェフのお料理 前半(Schloss Schauenstein 4)

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前回の記事、

スイスの古城ホテル(Schloss Schauenstein 3)

からの続きです。


食前酒を楽しんだ後、

ちょうど良い頃合いを見計らって、

テラスからレストランへと案内されます。

全ての流れが早すぎず、

しかし待たされる事もなく、

パーフェクトなタイミングです。


最初の記事にも記述しましたが、

ホテルのオーナーシェフである、

ANDREAS CAMINADA(アンドレアス カミナダ)

は優れた才能を持つ人気の若き有名シェフで、

ミシュランの星を一つ、二つと重ねた後、

2011年には34歳の若さで三つ星を獲得し、

現在も連続でその星を守り続けています。


Schloss Schauenstein は2011年以来、

世界のベスト50のレストランリストにも

ランクインされているレストランです。


お料理のコースは、

3品〜デザートを含む6品で、

3、4、5、6の好みのいずれかのコース

(品数によってコース料金が異なる)と、

その日のワインをアペロの際に選びました。


こんな素敵な機会はそうある事でもないので、

この日の我が家は奮発をして、

6品コースを選択しました。

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本編のお料理コースがスタートする前に、

4品のアミューズブーシュが運ばれます。


写真は、

ラズベリー - トマト、フローズン-レタス-ガスパチョ

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どちらも、色合いが鮮やかで美しい!

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ワインは、

テラスでソムリエとお話をさせていただいた際、

好みをお伝えし、

この日のお料理に合う、

スイスワイン(白)を選んでいただきました。

とても美味しいワインでした!

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ここからが、メニューの中の前菜3品。

前菜1:赤キャベツ

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前菜2:スペアリブ、

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前菜3は、乾燥した梨-ローストオニオンでした。


自家製のパン(ポテト)とバター

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ディルとラディッシュ(2種類で)

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カリフラワー -  レモン - ナッツ

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お料理はこの後、

メインコースへ・・。


三ツ星スイス人シェフのお料理 後半(Schloss Schauenstein 5)

へと続きます。


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ミシュラン三ツ星のオーベルジュで ♪(2017年初夏 アルザス-4)


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2017年初夏のフランス アルザスの旅、



からの続きです。


今回は自分用の記録としても

この記事を残しているため、

ほとんどが写真でのご紹介です。

(写真多め)

ご興味がおありの方々のみ、

この先をご覧ください。


さて、ここからが本題スタート。

滞在2日目の夜、

いよいよ今回の旅のお目当の一つでもある

ミシュラン三ツ星のオーベルジュ



にディナーに行って来ました。


(オーベルジュは以下、このブログではレストランと表記します)


こちらはホテル滞在中の日中に、

橋の上から撮影したレストランの外観。

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レストランと宿泊していたホテルは

同じ敷地内にあるので、

川沿いにある中庭とテラスの部分は

何度も通りました。


こちらはランチの時間帯が終了した頃

(と言っても午後4時過ぎ)のテラス。

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レストラン正面

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ショーケースの横にメニュー(と料金)

が提示されているのを目にし、

おネダンを見て絶句するワタクシと、

一瞬ウッと低い小声をあげたものの、

このくらいだろうと予想はしていた

と言う英国人の夫 Banana。

Bananaに感謝!

本当にありがとう ♪ ♪


ディナーの予約は午後7時から。

川沿いのテラス席でアペリティフをいただき、

その後、中のメインダイニングへ。


今回、ホテルの予約と

レストランの予約は連携させずに

それぞれ個別で行いましたが、

ホテルのチェックイン時には

レセプション(フロント)のスタッフから、

レストランの予約確認をしてくださり、

レストラン到着時にはマダム

(前回の記事で明記した、ホテルのディレクターの奥様)

が、入り口でのお迎えの際に英語で、

「ホテルのゲストでいらっしゃいますね? 」

とご確認下さいました。


テーブルの希望は

特にリクエストしていませんでしたが、

景色が眺められる

窓側のテーブルをご用意下さっていました。

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給仕をして下さるスタッフや、

ソムリエも英語を話せます。

英語のメニューが必要か

オファーして下さいましたが、

せっかくフレンチにお邪魔したので、

今回はフランス語のメニューでお願いしました。

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この日はシェフのおすすめコースを選択。


お料理を引き立てる器も

とっても素敵です。

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ワインは、

選択したコースメニューに合うワインを

ソムリエに尋ね、

そのお勧めを選びました。


このソムリエおすすめワイン

"JOSMEYER" の白が美味しかった!

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アミューズブーシュ

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ここからがお料理の始まり ♪

前菜は表面を炙ったマグロと

"海老
ベニエ" ですが、

エビのフリットというよりも、

エビフライに近い食感でした ♪

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フレンチ全体なのか、

アルザスのフレンチだけ?

なのかは定かではありませんが、

今「TEMPRA (テンプラ)」や、

「DASHI (ダシ)」をアレンジした

 "ジャポネ" スタイルの

マリアージュがトレンドのようです。


魚料理

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DASHI のお料理は、

日本の出汁とブイヨンが

うまく混ざり合ったような、

なんとも言いようのない

美味しさでした!

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メインの肉料理は仔牛のフィレミニョン

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食後のチーズは運ばれてくるワゴンより。

(承諾を得て撮影)

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チーズはもともとさほど好物ではないため、

全く詳しくない私ですが、

唯一馴染みのあるブリーチーズと、

他にも、

勧めていただいたものを選択。

チースがそこそこ好きな夫 Banana は、

ブルーチーズや、

数種類の好みのものを選びました。

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メインのデザートの前の、プチデザート

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ルバーブのグラタン

(グラタンですが、甘いデザート)

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デザートがいっぱい過ぎて、

どれがメインのデザートなのかな?

という感覚でしたが、

こちらがメインのデザート。


ストロベリーガナッシュとディルのシャーベット

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最後はチョコレート ♪

10種類以上チョコレートや

スイーツを運ばれてきたトレーから

好きなだけ選べましたが、

このお食事の後はこれが限界でしょう(笑)

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ディナー終了は夜の10時過ぎ。

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レストランからホテルへは

中庭を通り抜けて徒歩3分ほどですが、

橋の上まで少し歩き、

心地よい初夏の夜風に触れて、

ホテルに戻りました。

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三ツ星レストランへ出かけるのは、

なかなかそういつもはない体験なので、

良い経験にもなりましたが、

何よりも素敵な雰囲気の中で

美味しいお料理とワインを堪能できた事が、

素敵な思い出でした。


ホテルステイ & グルメレストラン

の組み合わせで、

是非また滞在してみたいアルザスです。 



へと続きます。

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数あるブログの中から、 私のブログへお立寄りくださりありがとうございます。 スイス・チューリッヒ州の湖畔の街で、 英国人の夫 "Banana(バナナ)"と共に暮らす "Apfel(アプフェル)"です。 ブログ「スイスの街角から」では、 美しいスイスの自然と風景、人々の暮らしの様子や旬の話題、 そして観光情報なども写真と共にお送り致します。 ちょっとヒミツの知られざるスイスの姿や、 海外生活でのカルチャーショックなどにつきましても 折に触れてお伝えして参りたいと思いますので、 しばしの間、おつきあい下さいませ。
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