スイスの街角から

スイス在住20年目。 チューリッヒ湖のほとりに、イギリス人の夫と住んでいます。 カルチャーショックでいっぱい!実は意外だったスイスの姿と 海外生活の様子、国際結婚のお話し、 スイスの美しい景色と人々の生活風景、季節の情報など、 写真いっぱいのブログを湖畔の街よりお届けします。

文化の相違

スイスの365日の生活について綴ったエッセイ、「スイスの素朴なのに優雅な暮らし365日」が、自由国民社より2024年3月18日に発売予定です。


レシュティグラーベン(スイスドイツ語)


DSC08750

ドイツ語圏とフランス語圏の

文化的相違を語る際、

「レシュティグラーベン」

(Röstigraben=レシュティの溝)

というスイスドイツ語で

表現されることがあります。


ドイツ語圏を中心に食べられる

伝統的なじゃがいも料理の

"レシュティ" にちなんで

名付けられた文化的境界を表し、

スイスドイツ語圏とフランス語圏の間を隔てる、

実際には存在しない『溝』を意味するそうです。


架空の溝を用いて、

ドイツ語圏とフランス語圏の

目に見えない言語と文化の壁を

揶揄していると言うわけです。


身近な例だと、

溝を境にドイツ語圏側では、

料理の付け合わせにレシュティを食べ、

フランス語圏側では、

レシュティではなくポテトフライを

料理に添えて食べることが多いのが

分かりやすい例えだと言う人もいます。


両方の言語圏の学校では、

共に双方の言語を学び、

言葉としては、通じているはず。

一見お互い理解し合っていそうですが、

独自の文化や習慣のもと、

ドイツ語圏とフランス語圏では、

人々の意見が対立することもあり、

考え方の食い違いが生じることも

多々あるようです。


それが顕著に現れるのが、

国民投票の結果だとも言われています。

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言うべきか、言わざるべきか?


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本日の話題は、

過去に投稿した下記のブログの続き、関連記事です。

 

数ヶ月ぶりに、

オランダの北海水産さんを利用してみました。

北海水産の話題は度々ブログにも綴って参りましたが、

美味しい日本風のお魚を

欧州内各地に届けていただける会社です。


今回も到着予定日に無事、注文した魚が届いたのですが、

実はちょっと考えられない状態で

魚が配送されてきてしまいました。


まず、魚を直接入れている発泡スチロールの箱を

入れてある外側の段ボール箱を開けてみると、

な な なんと、

発泡スチロールの蓋の部分が逆さ向き

(蓋の部分が底)になって入っていました。


従って外側の段ボール箱を開けると、

上部には発泡スチロールの箱の蓋はありません。


発泡スチロールの箱は

段ボール箱にピッタリサイズで入っているため、

段ボールを引き上げてみても上がらず。


仕方がないので、

段ボール箱を横から切って、

ようやく中の発泡スチロール箱を取り出せました。

閉じている蓋が底に逆向きになっていたため、

水分も少し出ており、

段ボール箱の底部分はかなり湿っていました。


日本では絶対に考えられないこの事態に

あまりにも驚愕してしまい、

私としたことが、

写真を撮るのを忘れてしまいました。


この時点でイヤな予感がし、

早く魚を箱から取り出さねばと、

必死で発泡スチロール箱を真っ直ぐに戻して

箱を開けたところ、

ドライアイスが詰められた上の部分

(実際には底になって配送されてきた)部分は、

多少の湿り気はあるものの、大きな問題はなし。


魚を上から順にチェックしてみると、

過去の注文において体験したことのないトラブル発生。

魚を入れているパックが破損し、

鯖のみりん干し(2切れ入)が

袋から剥き出しになっていました。

IMG_6840

えっ!?と驚きつつ、

他をチェックしてみると、

イワシのみりん干し(4尾入り)も、

袋が同じように破損していました。

IMG_6835

どちらも破損しているのは袋だけではなく、

魚の一部分が切断(破損)された状態。


利用させていただいたのは久しぶりだったため、

今回はかなりの量をまとめて注文していました。

鯖もイワシも複数ずつ注文していましたが、

問題があったのはそれぞれ一袋ずつです。


あとはホッケが袋の中で

真っ二つに切断されている状態。

こちらは袋の破損はないため、

自宅で食するには問題はないのですが、

でもねぇ・・。


以前から容器が破損していることが続いた

いくらは、私だけではなく、

他の顧客からも同じような報告があったらしく、

その後、薄い透明容器から、

紙のパック(アイスクリームのような容器)

に変更されたとご連絡をいただいていました。


北海水産さんには、日本人のフタッフがおられ、

ご丁寧に日本語で対応をしてくださるので、

ありがたいことです。


で、ご報告として、

いくらは紙のパックの容器に変更したため、

その後、

「他のお客様からは、破損のご報告は受けていません」

とご説明をいただいていたのですが、

残念ながら今回も、

その紙の容器が破損していました。

IMG_6833

いくらを詰めた箱の蓋の部分に亀裂が入っていました。

ただこちらに関しては、

以前のように剥き出し状態ではなく、

食べても問題はないだろうと判断しました。


先に述べた袋も魚も破損した鯖とイワシに関しては、

火を通して食するものなので、

大丈夫かな? とも一旦は考えたのですが、

今のご時世ですし、やはりちょっと怖い。


配送中に箱の中で破損したのだとすれば、

多めに詰めていただいている

ドライアイスの角が当たって?

破損したのかなと思いました。

もしも、

発泡スチロールの箱が逆さになっておらず、

ちゃんとした位置で段ボール箱に収まっていたとしたら、

破損していたのかな? 

とも思いました。


夫 Banana とも、

この件について話し合ってみたところ、

袋と魚が破損したのが箱の中であるならば、

きっと大丈夫だろうけれど、

万一、配送前の時点で袋が破損していたとしたら、

それはとても危険だという事になり、

今回は残念ですが、

該当の鯖とイワシは廃棄する事にしました。


私としては破損に関して、

またか・・。

と言うのがホンネ。


過去に何度も、

いくらの容器の破損の件で先方には報告していました。

(3回の破損で2度返金をしていただいていました)

正直なところ、

もう破損の件で連絡を入れるのは面倒だし、

逆に、クレーマーのお客だと思われるのではないかと、

恥ずかしい気持ちもしてしまい、

今回はもう報告をせずに、

結果的には泣き寝入りしようかと思っています。


過去には何度か、

梱包の際、注意して欲しい。改善して欲しい。

とお願いをしていたにも関わらず、

またこの状態です。

まさか、箱の蓋が逆さになって届くなんて・・。


しかし、どうやって梱包したら、

箱の蓋が逆さまになってしまうのか?

真剣に考えてしまいました。

外側の段ボールを平らな状態で置いて、

その中に魚の入った発泡スチロールの箱を、

わざわざ逆向きにして入れなければ、

そのような状態にはならないはず。


魚を発泡スチロールに詰め込む作業の際には、

正しい向き(蓋は上)になっているはずですから、

蓋を閉じた後、

わざわざそれを逆さ向きにしたと言うことです。

純粋に考えて、とても不思議です。


業者側へ報告をすると、

解決策としてはいつも、返金と言う形になるのですが、

返金目的のクレーマーだと、

相手に誤解されるのではないかと、

不安にもなってしまいます。


しかし、夫 Banana の意見は、

「企業としては、カスタマーからのフィードバック

(意見)がとても重要だから、先方へ事実を伝えるべき」

とのこと。


確かに今後のことを考えると、

担当者には報告をしておいた方が良いのかな

と言う気もしました。


だけど、

鯖とイワシで11ユーロちょっと(約1,340円)

を返金していただくために、

わざわざ時間と労力を費やすのはキツい。

しかも、全く自分の非ではないことで。

このコロナ禍の中で、

考えなければならないことや、

やらなければならないことはいっぱい山積みで、

そんな事に時間を費やしている心の余裕もない。


日本でならば、

同じような業種の企業が存在し、

わざわざ報告をしたくなければ、

口を閉ざした状態で、

"もうその会社は利用しない、次回からは別の会社を利用する"

で終了なのでしょう。


けれども、欧州では他に、

似たような会社はありませんので、

そこが日本の味が欲しい海外在住者の弱みでもあります。


言うべきか、言わざるべきか?

かなり悩みましたが、

泣き寝入りが一番ラクなのかも・・。

心の中はモヤモヤしていますが、

こう言う出来事は今回だけに限らず、

日々の生活において、日常茶飯事に起こります。


つい先週も、

ある有名企業のハンドクリームをネットで注文した際、

贈り物用にギフトラッピングする場合は、

2フラン(約230円)追加となっており、

そのように申し込みをしたのですが、

届いた商品はギフトラッピングされておらず、

ラッピングどころか、商品は箱の中に、

かなり無造作に投げ込まれていました。

こちらは欧州の別の国の商品ですが、

スイス国内からの配送でした。

もちろん明細書には、しっかり2フラン、

チャージだけはされていました。


そもそも、チューリッヒの路面店に行けば、

ギフトラッピングは個別にお願いしても

無料でやっていただけるのに、

なぜネット注文の際にだけ、

2フラン徴収するのか??

さっぱり意味不明。


言うべきか、どうしようかと悩みましたが、

この事例でも、2フランの返金のために

時間と労力を費やすことはやめました。

しかもこちらは、

ドイツ語で問い合わせをしなければならないので、

私にとっては更に時間がかかりそう(苦笑)

このお店に関しては、

町の店舗に出向けば商品を購入できるので、

もう2度とネットでは注文はしません。


日本の当たり前のサービスに慣れていると、

本当にビックリ仰天してしまう事も多々ある、

スイス17年目の海外生活です。


そして、以前の記事でも触れましたが、

私達日本人が、当たり前である感覚も、

育った国の生活環境や習慣、教育レベルの相違で、

私達にとっての当たり前が、当たり前でないこともある。


インパクトのあった最近の2連発でしたが、

こんなトラブルには、

もはや、そう動じなくなっている私でもあります。

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数あるブログの中から、 私のブログへお立寄りくださりありがとうございます。 スイス・チューリッヒ州の湖畔の街で、 英国人の夫 "Banana(バナナ)"と共に暮らす "Apfel(アプフェル)"です。 ブログ「スイスの街角から」では、 美しいスイスの自然と風景、人々の暮らしの様子や旬の話題、 そして観光情報なども写真と共にお送り致します。 ちょっとヒミツの知られざるスイスの姿や、 海外生活でのカルチャーショックなどにつきましても 折に触れてお伝えして参りたいと思いますので、 しばしの間、おつきあい下さいませ。
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